高齢化時代の【和食のおもてなし術】 〜「おはぎ」と「お寿司」〜

ホスピタリティー

【バリアフリーホスピタリティ 〜おはぎ・お寿司編〜】

記事の概要

「おやぎ」や「お寿司」をバリアフリー目線で見直すと、意外な欠点が浮かび上がり、そこから新しい「おもてなし術」が生まれる。

・その欠点とは? そのおもてなし術とは?

・超高齢化社会に必要となる「おもてなし術」について考察します。

今回のテーマは「おはぎ」と「お寿司」です。

写真の「おはぎ」美味しそうですね。甘いものが大好きな高齢者は沢山います。

でもこの「おはぎ」をバリアフリー目線で見ると、1つ困り事があります。さて、その困り事とはなんでしょう?

答えは重たくてお箸で持てないです。

障害者や高齢者の中には、手にチカラが入らない人が沢山います。なので、「おはぎ」が重たくて持てないのです。

バリアフリーホスピタリティ

そこで、おはぎを小さくカットして販売しましょう。

こんな感じ↓

カットすれば軽くて食べやすくなります。

「カットしてお包みましょうか?」

そんな風に声をかければ喜んでい頂けます。バリアフリーで「おもてなし」ができます。

カットが必要なのは「おはぎ」だけではありません。

例えば、お寿司

「カットしてお出ししましょうか?」そう声を掛ければ喜んで頂けます。

高齢者は皆お寿司が大好きですから。

また、飲食店で「ハサミ」の貸出をするのも良いです。

「ハサミをお貸ししましょうか?」と声を掛ければ喜んで頂けます。

point バリアフリー市場は巨大市場

・超高齢化社会。我が国の高齢者は人口の20%を超える。バリアフリーを意識した「おもてなし術」への需要は極めて大きい。

・高齢者は、我が国の金融資産の70%を保有する富裕者層であり、購入資金を潤沢に保有している優良顧客である。

小さくする。一口サイズにする。…バリアフリー市場 ・高齢者ビジネス で必要な着眼点です。

なお、同趣旨のブログ記事【バリアフリーホスピタリティ 〜パスタ編〜】もご参照ください。

介護の現場から

高齢者施設では、厨房の方が予めカットして料理を出してくれますが「もっと小さくしてほしい」「この食材も小さくしてほしい」という要望が頻繁にあります。そんな時にはハサミが大活躍。非常に実用的・現実的なサービスです。

バリアフリーはすべての人を幸せにする(ユニバーサルデザイン)

最近、ネタの大きさを売りにしている寿司店をよく見かけます。

でも、私はこれが苦手です。食べにくいからです。

「大きな口をあけるのが恥ずかしい」という女性もいます。

そんな時、カットサービスがあれば助かります。バリアフリーはすべての人を幸せにするのです。

ご提案

貴社の商品やサービスを、バリアフリー目線で見直してみませんか?
きっと高齢化社会で喜ばれる沢山のアイデアが生まれることでしょう。

当協会では、バリアフリーに関するコンサルティングを行っています。
興味のある方は本ブログの下欄にある「問い合わせ」からお問い合わせください。

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