障害者や高齢者が簡単に料理できるレシピ本の開発アイデア

商品開発

【バリアフリー商品開発支援 〜レシピ編〜】

記事の概要

・レシピ本や料理番組をバリアフリー目線で見直すと、意外な欠点が浮かび上がり、そこから新しいアイデアが生まれる。

・その欠点とは? そのアイデアとは?

・バリアフリー時代に必要となるレシピ本や料理番組のアイデアについて考察します。

今回のテーマはレシピ本と料理番組です。

最近のグルメブームの影響で、数々のレシピ本や料理番組が登場しています。特に、料理方法を紹介するサイトや動画アプリが人気です。

でも、バリアフリー目線で見た場合、いまのレシピ本や料理番組には1つ困り事があります。さて、その困り事とはなんでしょう?

答えは発達障害の人は混乱して上手く調理できないです。

調理の手順を説明する中で、こんな場面をよく見かけますよね。「○○をしている間に、○○をしましょう」という場面です↓

同時並行処理は困る

もちろん、発達障害の人全員ではありませんが、発達障害の人の中には「同時並行処理が苦手」という人が多くいます。なので、このような説明をされると混乱して、調理を失敗します。

でも、これは発達障害の人だけではありません。健常者でも混乱します。特に、記憶・判断能力の衰えた高齢者は混乱しやすいです。

バリアフリー目線による商品開発のヒント

そこで、同時並行処理を無くして1つ1つ丁寧に解説するレシピ本や料理番組が必要になってきます。

少々時間がかかっても、1つの手順を確実に行い、次の手順に進むことができるレシピ本や料理番組です。

同時並行処理は避ける。1つ1つ確実に。…バリアフリー市場・高齢者ビジネスでは必要とされる着眼点です。

Point バリアフリー目線はアイデアの宝庫

・バリアフリー目線(高齢者や障害者の目線)で商品を見直すと、意外な欠点が浮かび上がり、そこから新しいアイデアが生まれる。

・バリアフリー目線で商品やサービスを見直せば、無限にアイデアが湧いてくる。

バリアフリーはすべての人を幸せにする(ユニバーサルデザイン)

先程も書きましたが、同時並行処理が苦手なのは、発達障害の人だけではありません。健常者(特に、高齢者)も苦手です。私も1つ1つの手順を丁寧に説明してくれるレシピ本があれば助かります。同時並行処理をなくすだけで、誰にも分かりやすいユニバーサルデザイン仕様のレシピ本になります。

バリアフリー目線から生まれるアイデアはすべての人を幸せにするのです。

バリアフリー目線によるブルーオーシャン戦略

レシピ本や料理番組は巷に溢れています。特に最近では動画配信が普及し、一般の人も料理番組を動画配信しています。なので、各社は他との差別化には一苦労。

しかし、「同時並行処理のないレシピ 〜1つ1つの工程を丁寧に説明するので、誰でも簡単に料理できる〜」などとアピールすれば、簡単に他社のレシピ本や料理番組と差別化できます。

特に、高齢者をターゲットにすればその市場規模は大きく、これからアメリカや中国でも高齢化が進み、需要は増加する一方です。まさにブルーオーシャン市場です。

Point バリアフリー市場は巨大市場

・超高齢化社会。我が国の高齢者は人口の20%を超え、アメリカや中国など世界中で高齢者が進んでいる。バリアフリー商品への需要は極めて旺盛。

・高齢者は、我が国の金融資産の70%を保有する富裕者層であり、購入資金を潤沢に保有している優良顧客である。

発達障害の現場から

以前、発達障害の人と一緒にイベントの企画をしたことがあります。その企画の会議に、餃子を作って持ってきてくれた発達障害の人がいます。

「美味しいね」と言いながら食べていた時に、その人が「いつか並行処理のないレシピ本を作りたい」と言っていました。このアイデアはその時に教えてもらったアイデアです。発達障害の人は、同時並行処理と戦いながら日々料理を作っているのです。

ご提案

貴社の商品やサービスを、バリアフリー目線で見直してみませんか?
きっと高齢化社会で喜ばれる沢山のアイデアが生まれることでしょう。

当協会では、バリアフリーに関するコンサルティングを行っています。
興味のある方は本ブログの下欄にある「問い合わせ」からお問い合わせください。

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