心身に何らかの障害がある方へ
そのご家族や介護をしている方へ
「心身に障害があるからこそ気づくこと」
そんな”気づき”を経験したことがありませんか?
私には知的障害を持つ息子がいます。
息子と一緒にいると様々な気づきがあります。
「ジーンズのファスナーの開閉って意外と難しい」「この標識ってウチの息子には分からないかも」…健常者であれば「つい見過ごしてしまうこと」でも、心身に障害があるとそれに気づくことができます。
そんな「気づき」は、実は宝石の原石なのです。その原石に磨きをかけるとそれは「価値ある情報」に変わり、「価値ある情報」は社会をより良くするのに役立ち、企業に利益をもたらします。
例えば、ライターという商品は当初、片手が不自由でマッチを使えない人のために開発されたバリアフリーグッズでしたが、これは誰にとっても便利であったため世界中で愛用されるようになり、ライターを開発した企業に膨大な利益をもたらしました(詳細は本ブログの最初の記事をご参照ください)
このように、高齢者や障害者の「困り事」を解決する便利な商品・サービスは、高齢者や障害者の暮らしのみならず、すべての人々の暮らしを便利にするので、多くの人から支持されるヒット商品・ヒットサービスになります。
バリアフリー社会を牽引するリーダー
社会や企業は、あなたの気づきや意見を必要としています。
心身に何らかの障害がある人、その家族、介護をしている人。そんな人達が、
・「障害者や高齢者から見ると、この商品(サービス)にはこんな不便がある」
・「それを解決するにはこんなアイデアがある」
そんな情報を発信すれば、社会は誰もが暮らしやすい社会に変わります。
皆さんは、バリアフリー社会を牽引するリーダーなのです。
ぜひ、積極的にそんな情報を発信してください。具体的なアイデアがあるなくても結構です。「こんなことで困っている」「こんな不便を感じている」だけでも大丈夫です。きっと、誰かがそれを解決するアイデアを考えてくれますから。
なお、「どのように発信すればいいかわからない」という人がいましたら、本ブログの問い合わせ欄から情報を寄せてください。すべてに対応することはできませんが、なるべく本ブログで紹介するようにします。
繰り返しますが、心身に何らかの障害がある人、そしてそれを支える人たちは、バリアフリー社会のリーダーなのです。
コンセプトリンク
この記事は、本ブログのコンセプトをお伝えするものです。コンセプトに関しては以下も御覧ください。
コンセプト ブルーオーシャン戦略の成功事例 【ライター】
コンセプト 企業利益を重視する理由
コンセプト バリアフリー目線の大ヒット商品 【スワニーのキャリーバッグ】
コンセプト 小さなアイデアを積み重ねる凄い会社 【小林製薬】
コメント