【バリアフリー商品開発支援 〜肌着編〜】
今回のテーマは肌着です。
以前、トイレで高齢者の肌着が汚れてしまう問題と、それを解決するアイデアをブログ記事に書きました。
その記事の概要は以下の通りです。
下の絵のように高齢者がトイレで用を足す際、裾の長い肌着だとシャツの裾を捲りあげないと、裾の後方が便や尿で汚れてしまう。
それを解決するには、肌着の裾と背中部分にマジックテープなどを取り付ける。このようにすれば、捲りあげた状態を維持でき、裾を汚す心配がなくなる、というものでした。
ところが先日、このアイデアより簡単で低コストのアイデアが提案されました。今日はそのアイデアを紹介します。
バリアフリー目線による商品開発ヒント
そのアイデアとは、肌着の下端の後ろ側にスリット(切れ目)を入れるというアイデアです。ただ単に切れ目を入れるだけでもOKですが、下の図のように逆V字型の空間を設ければ、便や尿が付くことを効果的に防止できます。
確かに、いいです。マジックテープを使うより自然ですし、コストも低く抑えることができます。
スリット付きの肌着。高齢化社会にマッチした商品です。
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