【バリアフリー商品開発支援 〜トイレの音〜】
今回のテーマはトイレの音です。
高齢者デイサービスには看護師さんが常駐しています。
ある日、看護師さんが
「出た、出た、良かった。」
と笑顔でトイレ介助から戻ってきました。
その看護師さんが介助した高齢者は、オシッコが出そうで出ない状態になることがあり、今回は無事排尿することができたそうです。
その際、看護師さんが私に排尿を促す方法を教えてくれました。
さて、その看護師さんが採った方法とはどんな方法でしょうか?
答えは「トレイの中にある洗面台から水を流す」です。
人間は不思議なもので、水が流れる音を聴くとオシッコがでるようです。水の音と排尿の音とに共通性があるからでしょうか…
「これって病院ではよくやる方法なのよ。」と教えてくれました。
なるほど!
確かに、息子のトイレに付き添い、息子がオシッコしている様子を見守っていると、私までオシッコしたくなった経験が何度もあります。
バリアフリー商品開発のヒント
そこで、ボタンを押すと「水流の音」が流れる装置をトイレに設置すれば、排尿で悩む高齢者は気持ちよく排尿できます。
音だけでなく、排尿してスッキリしている人の映像を再生すれば、更に効果があるかもしれません。
排尿の音を消すために「けたたましい音」を発するトイレ装置はありますが、水流の音が流れる装置は未だありません。
介護を中心とした高齢者ビジネスの需要は増加する一方。日本のみならずアメリカや中国などでも、これから本格的な超高齢化が進みます。
まさにブルーオーシャン市場です。
バリアフリーはすべての人を幸せにする(ユニバーサルデザイン)
排尿で悩むのは高齢者に限ったことではありません。
若い人の中にも悩んでいる人はいるはずで、こんな装置があれば助かる人はたくさんいます。
バリアフリー目線から生まれるアイデアはすべての人を幸せにするのです。
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