みなさん、こんにちは!今日は、私たちの身近にあるけれど、意外と気づかないバリアフリーについて、クイズを交えながら楽しく学んでいきましょう。特に、階段の設計について、杖を使う人への配慮がどのようになされているのか、探っていきます。
バリアフリークイズに挑戦!
それでは、早速クイズです!
Q: 杖使用者が円滑に上下できるよう、階段の幅は[◯◯]cm以上とすることが望ましい。
さて、いくつだと思いますか?自分の家や学校の階段を思い浮かべてみてください。答えは後で明かしますね。
階段の幅はなぜ重要?
階段は私たちの日常生活で欠かせない存在ですよね。でも、杖を使っている人にとって、階段の上り下りは特に注意が必要な行動なんです。
杖を使う人は、バランスを取るのに特別な努力が必要です。狭い階段だと、杖をつく場所が限られてしまい、転倒のリスクが高くなってしまいます。だから、十分な幅があることが大切なんです。
クイズの答え
お待たせしました!クイズの答えを発表します。
A: 140cm
驚きましたか?140cmというと、大人2人がゆったり並んで歩けるくらいの幅です。この幅があれば、杖使用者が安心して階段を上り下りできるんです。
なぜこの基準が設けられたの?
この基準が設けられた理由は simple です:杖使用者が余裕を持って安全に昇降できるようにするため。
つまり、杖を使う人が…
- ゆっくりと歩ける
- 必要なら途中で休める
- 他の人とぶつからずに通れる
…といったことを考えて、この幅が決められたんですね。
世界の階段事情
日本だけじゃなく、世界中でバリアフリーの取り組みが進んでいます。例えば、アメリカでは「Americans with Disabilities Act (ADA)」という法律で、公共の建物の階段幅を最低36インチ(約91cm)と定めています。
ヨーロッパの多くの国では、建物の種類や利用者数によって階段幅の基準が変わります。例えば、イギリスでは、一般的な建物で1200mm(120cm)以上が推奨されています。
日本の140cmという基準は、世界的に見てもかなり余裕のある設計だと言えますね。
バリアフリーデザインの未来
バリアフリーデザインは、杖使用者だけでなく、車椅子ユーザー、高齢者、小さな子供連れの家族など、様々な人にとって重要です。最近では、「ユニバーサルデザイン」という考え方も広まっています。これは、はじめから、できるだけ多くの人が使いやすいように設計する考え方です。
例えば、階段と一緒にスロープを設置したり、階段の端を目立つ色にして段差を分かりやすくしたりするのも、ユニバーサルデザインの一例です。
皆さんも、学校や街中で、バリアフリーデザインを探してみてください。きっと、今まで気づかなかった工夫を発見できるはずです!
バリアフリーについて学ぶことは、より思いやりのある社会づくりの第一歩。これからも、みんなが安心して暮らせる環境について、一緒に考えていきましょう。
小中学生向けバリアフリー授業/企業向けセミナー
バリアフリーは誰もが安全で快適な生活を送る上で欠かせないものであり、教育上の重要な課題です。ラハイナーズ合同会社とNPO法人日本障害者アイデア協会は以下のサービスを提供しています。お気軽にお問い合わせ下さい。
◆小中学生向けバリアフリー授業
- バリアフリーグッズを作ってみよう!
- バリアフリーアイデアを皆で考えよう!
(東京都教育委員会オリンピック・パラリンピック教育支援プログラム採用授業)
また、誰もが使いやすい商品やサービスを開発することは企業利益に直結するものであるため、以下の企業向けサービスも行っています。
◆企業向けバリアフリー・ユニバーサルデザインセミナー/コンサルティング
注:正確な情報は国土交通省(日本)や各国専門機関HPで確認して下さい。
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