バリアフリー豆知識:ユニバーサルデザインの袋

バリアフリー豆知識
バリアフリー豆知識:ユニバーサルデザインの袋

はじめまして。NPO法人日本障害者アイデア協会/ラハイナーズ合同会社です。ここではバリアフリーに関する豆知識をお伝えしています。皆様のビジネスやご家庭でこの豆知識をお役立て頂ければ幸いです。

クイズ

今回は、ユニバーサルデザインの観点から設計された特殊な袋についてのクイズです。

ユニパック® GPという袋があります。この袋は手先にチカラが入らない人のために何を容易にしていますか?

  1. 持ち運び
  2. 開け閉め

答えと解説

答え:B. 開け閉め

ユニパック® GPは、ユニバーサルデザインの理念に基づいて設計された特殊な袋です。この袋の最大の特徴は、誰もが簡単に開閉できるように工夫されたチャックにあります。

主な特徴:

  1. 開けやすさ:袋の開口部の両面の高さに差をつけ、指で挟みやすくしています。
  2. 閉めやすさ:チャックを太くし、指が滑りやすい溝を設けています。
  3. フィードバック機能:袋を閉める際に「パチッ」という音がし、確実に閉まったことが分かります。

これらの工夫により、手の力が弱い高齢者や、手に障害のある方、さらには手袋をしたままでも使いやすい設計となっています。

ユニパック® GP

【新しいイノベーションのヒント】

ユニパック® GPの設計思想は、様々な製品開発に応用できる可能性があります。例えば:

  • パッケージデザイン:食品や日用品のパッケージに同様の開閉機構を採用
  • 電子機器:スマートフォンやタブレットのケースデザインへの応用
  • 医療機器:患者が扱いやすい医療器具や薬剤容器の開発

これらの分野で、「誰もが使いやすい」という視点を取り入れることで、新たな市場や顧客層の開拓につながる可能性があります。

【ビジネスコミュニケーションへの活用】

ユニバーサルデザインの話題は、ビジネス上の豆知識として活用できます:

  • 商品開発会議での事例紹介:新製品の設計時に、ユニパック® GPのような使いやすさを考慮した事例として紹介
  • 顧客とのコミュニケーション:自社製品のユニバーサルデザイン要素を説明する際の具体例として使用
  • 社内研修:従業員の意識向上のための教材として活用

【お子様とのコミュニケーション】

ユニパック® GPの事例は、子どもたちにバリアフリーやユニバーサルデザインの概念を教える良い機会になります:

  • 体験学習:実際にユニパック® GPを使って、通常の袋との違いを体感させる
  • 身近な例との比較:家庭にある他の袋や容器と比較し、使いやすさの違いを考えさせる
  • アイデア出し:「もっと使いやすくするには?」というテーマでブレインストーミングを行う

【社会の一員としての役割を果たすためのヒント】

ユニバーサルデザインの考え方を日常生活に取り入れることで、より包括的な社会づくりに貢献できます:

  • 職場環境の改善:オフィスや店舗の設備や備品を選ぶ際に、ユニバーサルデザインの視点を取り入れる
  • 地域活動:バリアフリーマップの作成や、ユニバーサルデザイン製品の紹介イベントの企画
  • 消費者としての選択:日常生活で使用する製品を選ぶ際に、ユニバーサルデザインを考慮した製品を優先的に選ぶ

バリアフリー授業・研修

ラハイナーズ合同会社とNPO法人日本障害者アイデア協会は以下のサービスを提供しています。お気軽にお問い合わせ下さい。

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注:この記事は正確性よりもバリアフリーに興味を持っていただくことを主目的としています。正確な情報は国土交通省(日本)や各国専門機関HPで確認して下さい。

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