バリアフリー豆知識:視覚障害者も楽しめるルービックキューブの秘密

バリアフリー豆知識
バリアフリー豆知識:視覚障害者も楽しめるルービックキューブの秘密

はじめまして。NPO法人日本障害者アイデア協会/ラハイナーズ合同会社です。ここではバリアフリーに関する豆知識をお伝えしています。皆様のビジネスやご家庭でこの豆知識をお役立て頂ければ幸いです。

今回は、視覚障害者向けにデザインされたルービックキューブについて、その特徴と意義を探ってみましょう。

クイズ

Q: 視覚障害者用のルービックキューブには、各面を区別するためにどのような工夫がされているでしょうか?

A: 各面に異なる凸凹のパターンが施されています。

解説

この特殊なルービックキューブは「ルービックキューブ ユニバーサルデザイン」と呼ばれています。各面には触覚で識別可能な異なるパターン(ドット、丸、四角など)が施されており、視覚に頼ることなく面の識別が可能です。

さらに、これらのパターンはステッカーではなく、キューブ本体に直接成形されているため、剥がれる心配がありません。また、指の力が弱い人でも回しやすいよう設計されています。

このデザインにより、視覚障害者だけでなく、幅広い人々がルービックキューブを楽しむことができるようになりました。

バリアフリーなルービックキューブ

新しいイノベーションのヒント

このルービックキューブの例は、既存の製品をユニバーサルデザイン化することで、新たな市場を開拓できる可能性を示しています。他の玩具や日用品においても、触覚や聴覚を活用した代替的な情報伝達方法を検討することで、より多くの人々が利用できる製品開発につながるかもしれません。

ビジネスコミュニケーションへの活用

商品開発や顧客サービスの場面で、「ルービックキューブのユニバーサルデザイン」の例を挙げることで、インクルーシブデザインの重要性を印象的に伝えることができます。これは、多様性を重視する現代のビジネス環境において、有効なコミュニケーションツールとなるでしょう。

お子様とのコミュニケーション

お子様と一緒に、目を閉じてルービックキューブを触ってみるという体験学習を行ってみてはいかがでしょうか。これにより、視覚障害者の日常生活における工夫や困難について、実感を伴って理解を深めることができます。

社会の一員としての役割を果たすためのヒント

職場や公共施設において、視覚以外の感覚を活用した情報提供方法を検討し、提案することが考えられます。例えば、触知案内図の設置や音声ガイダンスの導入など、多様な利用者のニーズに対応することで、より包括的な社会づくりに貢献できるでしょう。


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注:この記事は正確性よりもバリアフリーに興味を持っていただくことを主目的としています。正確な情報は国土交通省(日本)や各国専門機関HPで確認して下さい。

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