はじめまして。NPO法人日本障害者アイデア協会/ラハイナーズ合同会社です。ここではバリアフリーに関する豆知識をお伝えしています。皆様のビジネスやご家庭でこの豆知識をお役立て頂ければ幸いです。
バリアフリークイズ
このバリアフリーデザインのはさみは、切るたびに楽しい音が鳴ります。握力が弱い人や手の不自由な人でも使いやすいように、【 】で切ることができます。さて、【 】に入る言葉は何でしょうか?
答えと解説
答え:「置いて押すだけ」
エフシーインテリアのHPより引用(https://www.fc-interior.com/stationary/30669/)
このバリアフリーデザインのはさみには、以下のような特徴があります:
- 置いて押すだけの設計:通常のはさみとは異なり、机に置いて上から押すだけで切ることができます。これにより、握力が弱い方や手の動きが制限される方でも容易に使用できます。
- 音のフィードバック:切る度に音が鳴るため、視覚障害のある方も切れたことを確認できます。また、この音は作業を楽しくする効果もあります。
- 安全性の向上:刃の部分にカバーが付いているため、小さな子どもでも安全に使用することができます。
これらの特徴は、ユニバーサルデザインの原則に基づいています。ユニバーサルデザインとは、年齢や能力に関わらず、できるだけ多くの人が利用可能なデザインを目指す考え方です。
【新しいイノベーションのヒント】
このバリアフリーはさみの設計は、他の分野にも応用できる重要なイノベーションのヒントを提供しています:
- 操作の簡素化:複雑な操作を単純な動作(置いて押すだけ)に置き換えることで、より多くの人が使用できるようになります。これは、様々な製品やサービスの設計に応用可能です。
- マルチモーダルフィードバック:視覚だけでなく、聴覚や触覚など複数の感覚を活用することで、より多くの人に情報を伝えることができます。これは、ユーザーインターフェースデザインに特に重要です。
- 安全性と使いやすさの両立:安全性を高めつつ、使いやすさを損なわない設計は、多くの製品開発において重要な課題です。
これらの原則を他の製品やサービスに適用することで、より包括的で使いやすいデザインを実現できる可能性があります。
【職場でのコミュニケーション活用】
このバリアフリーはさみの事例は、職場でのコミュニケーションにも活用できます:
- 製品開発チームでの議論:「私たちの製品にも、このはさみのような革新的な機能を取り入れられないだろうか?」
- ダイバーシティ&インクルージョン研修での事例:「このはさみのように、小さな工夫で大きな効果を生む例を他に考えてみましょう。」
- マーケティング戦略の検討:「このはさみのように、特定のニーズに応えつつ、より広い層にアピールできる製品設計とは?」
【お子様とのコミュニケーション活用】
家庭でもこの事例を通じて、バリアフリーについて子どもと話し合うことができます:
- 「このはさみは、どんな人のために作られたのかな?」と問いかけ、多様性への理解を深める。
- 「音が鳴るのはなぜだと思う?」と質問し、デザインの意図について考えさせる。
- 「他にどんな道具をバリアフリーにできるかな?」とアイデアを出し合い、創造力を育む。
【社会の一員としての役割を果たすためのヒント】
このバリアフリーはさみの事例から学べる、社会貢献のヒント:
- 日常生活の中で、バリアフリー製品や設備の使用を積極的に検討し、フィードバックを提供する。
- 職場や地域コミュニティでバリアフリーデザインの重要性について啓発活動を行う。
- 製品やサービスの開発に関わる機会があれば、多様なユーザーのニーズを考慮したデザインを提案する。
バリアフリー授業・研修
ラハイナーズ合同会社とNPO法人日本障害者アイデア協会は以下のサービスを提供しています。お気軽にお問い合わせ下さい。
◆小中学生向けバリアフリー授業とビジネス研修
- バリアフリーグッズを作ってみよう!
- バリアフリーアイデアを皆で考えよう!
(東京都教育委員会オリンピック・パラリンピック教育支援プログラム採用授業)
→詳細はこちら https://lahainars.com/class/
ビジネス向けのバリアフリー研修も承ります。
注:この記事は正確性よりもバリアフリーに興味を持っていただくことを主目的としているため説明を簡略化しています。正確な情報は国土交通省(日本)や各国専門機関HPで確認して下さい。
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