はじめまして。NPO法人日本障害者アイデア協会/ラハイナーズ合同会社です。ここではバリアフリーに関する豆知識をお伝えしています。皆様のビジネスやご家庭でこの豆知識をお役立て頂ければ幸いです。
バリアフリークイズ
まずは、簡単なクイズから始めましょう。
誰でも簡単に歯磨きができる歯ブラシは、【 】設計になっています。
答え:360°(360度)
キッズデザイン賞のHPより引用(https://kidsdesignaward.jp/search/detail_100146)
360度歯ブラシの特徴と意義
この360度歯ブラシは、全方向に毛が植えられているユニークな設計が特徴です。この設計には以下のような利点があります:
- 手首の動きが制限されている人でも使いやすい
- 子どもや高齢者など、細かな動作が苦手な人でも効果的に歯を磨ける
- 歯磨きの技術に関わらず、均一な清掃が可能
この歯ブラシは、バリアフリーデザインの優れた例と言えるでしょう。特定のユーザーに限定されず、幅広い層に便利さをもたらす点が、ユニバーサルデザインの本質を体現しています。
【新しいイノベーションのヒント】
360度歯ブラシの設計思想は、他の分野にも応用可能です:
- 多方向性の活用:一つの方向や機能に限定せず、多方向・多機能を持たせることで、より多くのユーザーのニーズに応えられる可能性があります。
- 操作の単純化:複雑な操作を必要としない設計は、使用者の負担を軽減し、製品の普及を促進します。
- インクルーシブデザイン:特定のグループだけでなく、すべての人が使いやすい設計を目指すことで、市場の拡大につながります。
これらの考え方を自社の製品やサービスに適用することで、新たな顧客層の開拓や、既存製品の改善につながる可能性があります。
【職場でのコミュニケーション活用】
360度歯ブラシの事例は、職場でのコミュニケーションツールとしても活用できます:
- 新製品開発会議での発想の起点として:「我が社の製品にも、360度歯ブラシのような革新的な設計はできないだろうか?」
- ダイバーシティ&インクルージョン研修での具体例として:「この歯ブラシのように、多様なユーザーのニーズに応える製品設計とは?」
- マーケティング戦略会議での事例として:「ユニバーサルデザインを取り入れることで、どのように市場を拡大できるか?」
【お子様とのコミュニケーション活用】
360度歯ブラシは、お子様との会話にも活用できます:
- 「この歯ブラシはどうして特別なの?」と問いかけ、デザインの工夫について考えるきっかけを作る
- 「この歯ブラシを使うと、どんな人が助かるかな?」と質問し、多様性への理解を深める
- 「もし君が新しい歯ブラシを作るとしたら、どんな工夫をする?」と創造力を刺激する
このような会話を通じて、お子様のデザイン思考や社会的意識を育むことができます。
【社会の一員としての役割を果たすためのヒント】
360度歯ブラシの事例から学べる社会貢献のヒント:
- 日常生活の中で、ユニバーサルデザインの製品を積極的に選択し、支援する
- バリアフリーデザインの重要性について、周囲の人々に啓発する
- 製品やサービスの改善案があれば、企業や行政にフィードバックを送る
- 地域のバリアフリー化プロジェクトにボランティアとして参加する
一人ひとりの小さな行動が、より包括的な社会の実現につながります。
バリアフリー授業・研修
ラハイナーズ合同会社とNPO法人日本障害者アイデア協会は以下のサービスを提供しています。お気軽にお問い合わせ下さい。
◆小中学生向けバリアフリー授業とビジネス研修
- バリアフリーグッズを作ってみよう!
- バリアフリーアイデアを皆で考えよう!
(東京都教育委員会オリンピック・パラリンピック教育支援プログラム採用授業)
→詳細はこちら https://lahainars.com/class/
ビジネス向けのバリアフリー研修も承ります。
注:この記事は正確性よりもバリアフリーに興味を持っていただくことを主目的としているため説明を簡略化しています。正確な情報は国土交通省(日本)や各国専門機関HPで確認して下さい。
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