当協会が提供する2つのバリアフリー授業のうち、「バリアフリーアイデアを皆で考えよう!」の授業風景をお伝えします。
授業スタート
授業の開始時点の風景。こんな感じでスタートします。
図や写真・クイズ等を多用して、楽しさと分かりやすさを心がけています。
アイデアテーマの発表
この授業では、予め先生方にお願いして、児童を8つくらいのグループに分けておいて頂きます。
バリアフリーの基礎知識、バリアフリーの役割とアイデアの楽しさを解説した後、各グループに考案してもらうアイデアのテーマを発表します。
ケースに応じて、テーマを印刷して発表することもありますが、原則としてモニターに表示させて発表します。
テーマの例や伝え方としては、
・第1グループの人たちは「片手が不自由な人が文房具を使う際に困ることを洗い出し、その困り事を解決するアイデアを考えて下さい。」と伝えます。
・第2グループの人たちは「目が不自由な人が着替えをする際に困ることを洗い出し、その困り事を解決するアイデアを考えて下さい。」と伝えます。
テーマの詳細は当協会のHPをご覧ください。
皆でアイデアを考案するグループ討論の開始
各々アイデア討論を開始します。
和気あいあいと話し合いを進めるグループ、何やら言い争いをしながら討論をするグループ。
ここにも個性が出ます。
目が不自由な人の身になって文房具を使ってみる児童(左)、片手が不自由な人の身になって着替えをしてみる児童(右)。しっかりとアイデアを考えてくれています。
「こんなアイデアなんだよ。」
友達にアイデアの内容が伝わるよう、アイデアの実演をしています。
大人数のときは、体育館などで授業を実施することもあります。
予め配布したアイデアシートに、思いついたアイデアを書き出しています。
アイデアが溢れ、すぐにシートが一杯になり、2枚目・3枚目のシートを取りに来るグループもあります。
またそれとは逆に、なかなかアイデアが出ず、1枚のシートに書くのがやっとのグループもあります。
アイデアを発表
次はアイデア発表です。
グループ毎に全員に前に出てきてもらい、考えたアイデアを発表してもらいます。
堂々とアイデアをプレゼンするグループもあれば、小さな声でボソボソと発表するグループもあります。
講師である私は、子供達が考えたアイデアが「どのようなアイデアなのか」を1つ1つ拾い上げるような感覚で聞くよう心がけています。
各グループが発表したアイデアに対し、私がその都度コメントします。
ここが講師の腕の見せどころ。子供達が考えたアイデアに関するバリアフリー事情や改良アイデアの提案などを行います。
そして、最後に「様々なアイデアで幾つもの困難を克服した大山さんの話」を児童に伝え、質疑応答の後、この授業は終了します。
◆このバリアフリー研修は、障害者理解促進・啓発を行い「心のバリアフリー」を育む授業です。バリアフリー授業の感想、スケジュールやモデルケースについては当協会HPをご覧ください。
◆バリアフリー授業に関するお問い合わせは、本ページの下部にある「問い合わせ」からお願いします。
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