【バリアフリー商品開発支援 シャワー編】
今日のテーマは「シャワー」です。
このブログではお馴染みの入浴介助の話です。
高齢者にとって入浴は非常に大事です。定期的に入浴して身体を清潔に保ちます。
介護ヘルパーは、そんな高齢者の入浴を介助しますが、そこで大活躍するのがシャワー。シャワーを使って身体の隅々をきれいにします。
しかし、一般的なシャワーを高齢者の入浴介助で使用する場合、1つ困り事があります。
さて、その困り事とはなんでしょう?
答えは「シャワーの水圧が弱いと、タオルに付着した便を洗い流せない」です。
高齢者の入浴介助を行う際、介護ヘルパーは、タオルで高齢者の全身を洗います。もちろん、肛門も洗います。
その際、タオルに便が付着することが多々あり、介護ヘルパーは、タオルに付着した便をシャワーで洗い流し、消毒液に浸け、その後洗濯機で洗濯します。
シャワーでタオルの便を洗い流す際、シャワーの水流(水圧)が強ければ、便はサッと洗い流せます。しかし、水流が弱いと、これがなかなか洗い流せません。
その場合は、「手もみ」をして洗いますが、やはり衛生的ではありません。
バリアフリー目線による商品開発ヒント
そこで、水流の強いシャワーヘッドが必要になってきます。
このようなシャワーヘッドは既に数多く販売されていますが、これを「高齢者用」として販売するのです。
「タオルや下着に付着した便を洗い流すことができる強水流!」とアピールすれば、高齢者施設や高齢者家族に喜んでもらえます。
バリアフリー目線のブルーオーシャン戦略
既に販売されている商品でも、これを「高齢者用」と再定義して販売すれば、多くの需要が見込めます。
「超」高齢化社会。高齢者は増える一方であり、我が国だけでなくアメリカや中国など世界中で高齢化は進みます。
「便をしっかり簡単に洗い流すことができる」ことアピールすれば、他社との差別化を図ることができ、ブルーオーシャン市場を開拓することができます。
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