【一歩足りないバリアフリー】 バリアフリートイレの鏡編
今日のテーマは「バリアフリートイレの鏡」です。
先日のブログ記事にも書きましたが、最近のサービスエリアやパーキングエリアのトイレは非常に清潔で、何処に行ってもバリアフリートイレが整備されています。
下の写真は、某サービスエリアの「誰でもトイレ(バリアフリートイレ)」。

幼児用の小便器や便座まで用意されていて「至れり尽くせリ」。非常に素晴らしいものです。
しかし、このバリアフリートイレは、残念ながら一歩足りないものでした。
さて、どこが一歩足りないのでしょうか?ヒントは下の写真に映っている洗面台です。

答えは「鏡の角度または位置」です。
下の写真(左)は、車椅子ユーザーの目線で見た鏡です。これだと顔が映りません。車椅子ユーザーの座高や姿勢にもよりますが、「おでこ」の部分がやっと映る程度です。つまり、下の写真(右)の赤枠のあたりまで鏡がないと顔が映らないのです。
おでこしか映らない 丸印の位置まで鏡が欲しい
先日ブログで紹介した「バリアフリートイレの緊急ボタン」のケースと異なり、バリアフリートイレで鏡が使えないと絶対に困る!ということはありませんが、せっかく清潔で立派なバリアフリートイレを作ったのですから少々残念。非常に勿体ないです。
下の写真は他のバリアフリートイレの鏡です。
写真左は傾斜がついていて鏡が下向きになっているもの、写真右は下まで鏡が伸びているものです。
どちらも顔がしっかりと鏡に映ります。めでたし、めでたし。。。
バリアフリー関係の設備等を設置をする際は、障害当事者や介護ヘルパーなど専門家からしっかりとヒアリングする必要があります。
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