祖父母から孫への生前贈与を行うための特許発明

バリアフリー特許の世界

バリアフリー特許の世界 〜孫への資金移動システム

今回紹介する特許発明は、バリアフリーとは直接関係ありません。しかし、高齢者と若い世代との資金ギャップを解消するという「逆バリアフリー」とも言える発明で、非常に興味深いものなのでご紹介します。

特許第6569108号

【発明の名称】グランドギフト口座システム

本ブログで再三お伝えしていますが、我が国の金融資産の70%を60歳以上の高齢者が保有しています。

 

「高齢者ってお金持ちなんだなぁ」と思う反面、「高齢者層と若年者層のギャップがあり過ぎ。非常にアンバランス」とも思います。

 

高齢者が持つ膨大な金融資産を若い世代に移動させれば経済が活性化する。そう考えた政府は、平成23年に孫への生前贈与を一定額まで非課税とし、若い世代への資金移動を促進する制度を制定しました。

この特許発明は、この新制度に対応して考えられた発明で、概要は以下のとおりです。

発明の概要

  • 「祖父母の銀行口座」と「孫の銀行口座」とを紐付けた「仮想口座」を生成する。
  • 祖父母から孫への生前贈与の金額を設定し、それが祖父母の口座から孫の銀行口座へ振り込まれる。

シニアマーケットはブルーオーシャン市場

上記「発明の概要」の通り、この特許発明は非常にシンプルで権利範囲の広い特許発明です。

 

以前のブログに「バリアフリー(シニアマーケット)のアイデアは極端な供給不足」という記事を書きましたが、この特許発明を見ても、競争相手が少ないことが分かります。

権利範囲が広い特許発明ということは、その発明を拒絶する先行技術がなかったことを意味するからです。

つまり、シニアマーケットは競争相手が少ないブルーオーシャン市場であることが、この特許発明からも読み取れるのです。

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