【小さなアイデアを積み重ねると凄いことになる!】
今日は「小さなアイデアを積み重ねると凄いことになる」という話です。
小林製薬という会社をご存知の方も多いと思います。
”あったらいいな”をカタチにする
というキャッチコピーのもと…
熱さまシート
ブルーレット
のどぬ〜る
ブレスケア
さぼったリング
トイレその後に
などなど、誰もが一度は聞いたことがあるヒット商品を連発している企業です。
売上高1300億円
水洗トイレの芳香洗浄剤のシェア77%
額の冷却シートのシェア53%
洗眼薬のシェア58%
口中清涼剤のシェア80%
芳香消臭剤のシェア35%
各商品分野でトップシェアを誇っています。
これは「小さな池の大きな魚戦略」と言われています。大きな市場で大手企業に対抗しても勝てない。しかし、小さいけれど誰も気づいていなかった池で大きなシェアを狙う。言い換えれば、小林製薬の快進撃を支えるブルーオーシャン戦略なのです。
小林製薬の快進撃を支えるアイデア戦略
小林製薬が快進撃を続ける要因には様々なものがありますが、その中でも秀逸なのは「小さなアイデアの積み重ね戦略」にあります。
同社は1982年に「社員提案制度」を採用。会社に対し、社員の誰もがいつでも意見やアイデアを提案できます。
提案されたアイデアは定期的に商品化に関する検討会が行われ…
優れたアイデアや提案を行った社員には、社長から直々に「ホメホメメール」という名の感謝のメールが送られます。
このように小さなアイデアを集める努力を行った結果、毎年数千件〜10000件、ある年では20000件を超えるアイデア提案が寄せられるに至りました。
誰もが会社にアイデアを提案でき、会社もそれを歓迎する。
日常生活の中で「ここは不便だ。こうすれば便利になる。」…小林製薬の社員は四六時中アイデアを考えているそうです。
小林製薬の快進撃は、小さなアイデアの積み重ね戦略が支えているのです。
あなたの会社のアイデア戦略
あなたの会社では、社員からアイデアを幅広く集めていますか?
小林製薬のように毎年数千・数万のアイデアを集める企業と、そうでない企業。誰の目から見ても、両社の差は歴然です。
「小さなアイデアの積み重ね戦略」は、いつでも、誰でも、すぐに行えるのでオススメです。
アイデアの見つけ方
最後に、アイデアの見つけ方をご紹介します。
アイデアって、どこから生まれるかご存知でしょうか?
アイデアは「困ったこと。不便なこと。」から生まれます。
そして、心身の機能が衰えた高齢者や障害者の回りには「困ったこと。不便なこと。」で溢れています。
アイデアが欲しければ高齢者や障害者に聞け!
実は、高齢者・障害者はアイデアと相性抜群。無限のアイデアを生み出す源泉なのです。
私がバリアフリーアイデアを集め、日本障害者アイデア協会というNPOを立ち上げた理由はここにあります。
しかも、シニアマーケットは巨大で需要が旺盛。更に、日本の高齢者は、我が国の金融資産の80%を握っています。世界一と言っていいほどお金持ちなのです。
私がバリアフリー目線によるブルーオーシャン戦略をオススメする理由がここにあります。
コンセプトリンク
この記事は、本ブログのコンセプトをお伝えするものです。コンセプトに関しては以下も御覧ください。
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