今回は高級食材を使った高齢者のためのグルメレポートをお伝えします。
高齢者食・介護食といえば「柔らかい」「食べやすい」というイメージがあると思います。
もちろん、それは正解です。
でも、それは一般的な食材を使った日常食が殆どで、高級食材を使ったグルメなメニューは殆どありません。
そこで、高齢者食・介護食を専門とするシニアモンド様と私共とで「高級食材を使った高齢者のためのグルメ企画」を立ち上げ、今回はその第1弾をレポートします。
今回は初回なので、
なんと! 高級和牛・フォアグラ・ウニ
を使用した料理を作って頂きました!
シェフ・コーディネーター紹介
写真中央がシェフの堀口良二さん。
私がお手伝いしている高齢者デイサービスやサービス付き高齢者住宅で毎日高齢者食・介護食を作っている「高齢者食・介護食のプロ中のプロ」です。
写真左が三浦かなえさん。
三浦さんは堀口さんの同僚で、堀口さんが作った料理のコーディネートをしています。
メニュー紹介
1品目は「高級和牛(甲州牛)のハンバーグ」です。
どーですか!美味しそうでしょ!!
高齢になるとステーキを食べることが難しくなります。噛むチカラや飲み込むチカラが衰えてしまうからです。
そこで、食べやすいハンバーグにしたのですが、工夫はそれだけではありません。
ハンバーグに山芋と豆腐を入れて「ふっくら、柔らかく」仕上げています。
ソースは「醤油とみりんの香味ソース」。
美味い!
山芋や豆腐が入っていても「肉らしさ」がしっかりと有り、ハンバーグでありながらステーのような食感が味わえます。
ソースとの相性もバッチリです。
2品目は「フォアグラとホテてと煮たリンゴのポワレ」です。
すべて柔らかい食材を使っているので、高齢者でも食べやすくなっています。
噛むと甘く煮たリンゴの香りがジュワーっと広がって、なんとも素敵なハーモニー。
とても美味しかったです!
3品目は「夏野菜と魚介の冷製スープ寄せ、雲丹のせ。」です。
煮こごりとジュレの中間的な料理で、ミニトマト・かぼちゃなどの夏野菜と、ウニをはじめとする魚介が入っています。
このような料理は高齢者食・介護食としては殆ど提供されていないので、「高齢者の方々にこういう料理を楽しんで頂きたい」との想いから堀口さんが作ってくださいました。
とてもサッパリして食べやすい!
夏にピッタリ。清涼感のある料理で、とても美味しく頂きました。
特に、ウニは最高でした!
レポートを終えて
私は毎週、近所の高齢者デイサービスでお手伝いをしています。
デイサービスでは毎回高齢者のみなさんと昼食をいただくのですが、その料理を作ってくださるのがシニアモンドさんです。
こちらの料理は、いつも美味しくて消化がバツグン。
お昼にたっぷり食べても4時頃にはお腹が空いてきます。
凄く美味しいし、毎日積み重ねている高齢者食・介護食の経験を公開しないのは勿体ない。そんなことを話しているうちに、この企画が生まれました。
手探り状態で始めた企画でしたが、シニアモンド様が最高の料理を作ってくださったお陰で楽ししくて有意義な企画になりそうです。
これから高級食材のみならず日常の食材を使った料理もレポートする予定です。
どうぞご期待下さい!
各種情報(レシピ・お問い合わせ等)
<レシピ>
現在準備中
<調理担当>
SeniorMond
シェフ 堀口良二
コーディネーター 三浦かなえ
<レポート担当>
NPO法人 日本障害者アイデア協会(バリアフリーアイデア研究所)
本郷 隆之
<お問い合わせ>
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