【バリアフリーホスピタリティ 〜スロープ編〜】
記事の概要
・「バリアフリー」=「スロープの設置」と考える人は多い。
・しかし、他にも色々な手段があり、アイデア次第で安価てすぐに実施できるバリアフリーが存在する。
・安価ですぐに実施できるバリアフリーを紹介します。
最近はバリアフリーに対しての理解が深まり、バリアフリーに配慮した家屋や店舗が増えてきています。
こんなスロープを設置している建物をよく見かけるようになりました。
でも、このスロープには1つ困り事があります。
さて、それは何でしょうか?

答えは「設置費用が高額」です。
さらに、狭い土地に建っている店舗の場合は「スロープを設置する場所がない」という問題もあります。
バリアフリーに対応した建物にしたいけど、「お金や場所がない」という問題は切実です。
社会全体がバリアフリーに理解を示しているのに勿体ないです。
バリアフリーホスピタリティ
そこで、入り口にインターホンを設置しましょう。
こんな感じ↓

入り口から玄関までの間に段差がある。そんな場合は、入り口にインターホンを設置する。そして、「介助が必要な方はインターホンを押してください。スタッフがお手伝いに参ります。」などと書き添えます。
例えば、車いすユーザーがその建物に入りたいとき、入り口のインターホンを押す。するとスタッフが出てきて入館の手伝いをする。これで立派なバリアフリー対応の建物です。既にこれを導入している店舗も多いですね。
安価で場所も取りません。
立派な設備を整えることだけがバリアフリーではありません。こんな安価で簡単なバリアフリーの方法もあるのです。
ただし、電動車椅子の場合は非常に重たいので、極力スロープがあった方がいいです。この点、ご注意下さい。
「設備にこだわらない。人が手伝えば設備は不要。」…バリアフリー市場 ・高齢者ビジネス で必要な着眼点です。
・超高齢化社会。我が国の高齢者は人口の20%を超える。バリアフリーを意識した「おもてなし術」への需要は極めて大きい。
・高齢者は、我が国の金融資産の70%を保有する富裕者層であり、購入資金を潤沢に保有している優良顧客である。
バリアフリーはすべての人を幸せにする(ユニバーサルデザイン)
玄関先にインターホンを設置すれば、車いすユーザー以外の人も便利になります。
例えば、お客様が大きな荷物を持っている場合、「運ぶのを手伝ってください。」などと要請することができます。バリアフリーはすべての人を幸せにするのです。
貴社の商品やサービスを、バリアフリー目線で見直してみませんか?
きっと高齢化社会で喜ばれる沢山のアイデアが生まれることでしょう。
当協会では、バリアフリーに関するコンサルティングを行っています。
興味のある方は本ブログの下欄にある「問い合わせ」からお問い合わせください。
コメント